地域に密着した医療が提供できるような体制を維持して、地域の方々から信頼される看護サービスが提供できるように取り組んでいます。検査、手術を予約された患者様となじみの関係を築き、お互いが知っている顔に出会うこと、これこそが患者様への安心につながると感じています。
外来は、各診療科外来部門、検査部門、手術部門が一体となって機能しており、各チームが独立して実践展開するのと同時に、部門間連携も取ることが出来るような体制作りを目指しています。
内科・循環器内科・呼吸器内科・消化器内科・外科・整形外科の混合病棟で、各診療科の医師が協力して治療を行う急性期病棟です。その為、多岐にわたる疾患の治療、機器管理や看護援助が必要となります。
内視鏡検査は毎日行なわれており、PEG造設も外科医と協力して行い、PEG造設後のケアも丁寧に行っています。
急性期病棟では様々な疾患を持った患者様が入院されており、毎日のように様々な検査や処置が行われています。
忙しい反面、色々なことが経験できる病棟です。また、複数疾患を持った患者様でも、各診療科の専門医が共観で診療を行うため、安心して看護を行うことが出来ます。各診療科の医師と一緒に協力して看護ができる病棟です。
外科の手術では、腹腔鏡下での手術や、開腹手術、ヘルニアや痔の手術など行っており、開腹手術の患者様も急性期病棟の病室で手術後の管理を行います。
整形外科での手術では、大腿骨骨折の手術が多く、術後の管理や離床に向けた看護を行っています。他にも、圧迫骨折による安静を強いられる患者様の苦痛の緩和や、安楽への援助を行っています。
当病棟では厚生労働大臣が定める重度の障害者(重度の意識障害者を含む)、筋ジストロフィーや難病の患者様などに対し、長期に渡り適切な治療および、手厚い看護ケアを行う事を目標とした専門病棟です。
長期間後入院されてきた患者様の退院、または看取りを行なう看護の中で、できる限り患者様及び御家族の意向に沿ったゴールに支援できるよう寄り添う看護を提供しています。
3階病棟は人工呼吸器管理を得意とし、当病棟には呼吸療法認定士の資格を有するスタッフを配置して、呼吸器管理に関する知識や適切な気技術の習得に向けた取り組みを展開しています。医師、看護師、臨床工学技士、理学療法士、コメディカルと様々な観点から日々患者様に適切な治療とケアを提供することに尽力しています。
急性期医療の治療を終えても退院までにもう少しリハビリが必要な患者さまや、状態が安定していても自宅での生活には不安があり、病院での療養を希望される患者さまを対象に施設や自宅に退院するまでの期間を安心して過ごして頂く病床として機能しています。
“生活の場を支える”ことを目標に病院に居ながらもできる限りその人らしい生活を送れるように工夫しています。
例えば、季節ごとのレクリエーションを開催して、スタッフや患者さま方との交流会やプレイルームを利用して皆でお食事を楽しむ等、高齢者にありがちな単調な生活とならないように努めています。
また、認知症の患者さまに対しても、個人を尊重した関わりを実践しており、賑やかで笑顔溢れる温かい病棟です。
この言葉をモットーに、4名の医師と5名の看護師が、約100名の利用者さまのご自宅や居住型施設へ訪問をしています。人工呼吸器、気管カニューレ管理、在宅酸素、点滴、CVポート、尿道カテーテル管理、インシュリン注射、胃瘻、人工肛門、褥瘡など様々な処置を行います。病状だけではなく生活を重視した支援を行い、24時間365日体制でサポートしています。
コロナ禍で入院中はご家族との面会が制限されるなか、最後は家族と自宅で過ごすことを望まれる方が増えています。利用者さまやそのご家族のみなさまの思いに寄り添い、その人らしい最終章が迎えられるための支援を心がけています。「父の時にお世話になったから、母もお願いします。」と、再び訪問することも。喜びや感謝の言葉をいただき、勇気もやる気もアップ!とても励みになっています。
スタッフは仲が良く、毎日にぎやかです。先生とお話しする機会も多く、気軽に相談できます。一人で不安な時は他のスタッフが一緒に訪問します。入院中とは違う患者さまの顔が見られ、介護の工夫やご家族のサポートなど、勉強になることや感動することがたくさんあります。ご家庭の事情なども考慮し、皆で協力し合うので、働きやすい環境です。
診療に同行する看護師が訪問看護も行うので、医師との情報共有が密です。当院のケアマネ、訪問リハビリとは日頃から患者さんの情報を交換しあっています。病棟での勤務経験者がおり、入院中の連絡もスムーズです。退院前カンファレンスにより、退院後の生活を想定したサポートを行っています。「この規模の病院だからできること」も多く、フットワーク良く、柔軟に対応しています。